全国私学大会

 3月21日から東京都・町田市で開催された全国私学大会に出場してきました。

 私立高校だけとはいえ、全国から強豪が集まりますので、選手も私たちスタッフも心待ちにしていた大会です。予選リーグ戦は東京の強豪・駿台学園に鹿児島の新人戦を制した鹿児島城西と一緒というなかなか厳しいゾーンではありました。また、頼みのエースも結局けがの回復が間に合わず、出場できないままで大会に臨むことになりました。

 

 この大会はいつも練習会場もなく、直前にボールを触ることもできずに、公式練習のみのボール練習でゲームに入っていくので、いかに自分たちの力を出せる状態にしてゲームに入るか、できるだけ早く力を発揮できる状態にできるかが上部のカギを握っています。

特にその点には大きな課題を抱えていた本校にとっては、そこをどう克服してコートに立てるかが問題でした。

 

 その心配はいきなり大きな問題として自分たちにふりかかってきました。初戦の三浦学苑(神奈川)との試合で立ち上がりからゲームの流れを捕まえることができません。動きも良く、攻撃力があるとはいえ、ほとんど両エースしか打ってこない相手に対応策をうてません。相手への対応の前に自分たちのリズムをつくることに精一杯で、流れをつかみかけてはミスを出して主導権を渡してしまいました。結局、1セット目は逃げ切られ、2セット目は終始リードしていたにもかかわらず、1つのローテが回らずに逆転負けを喫してしまいました。

 その日の2試合目は結局、この大会で準優勝した駿台学園との対戦でしたが、こちらの試合は動きも良く、狙い通りのプレーもたくさんできました。20点を越えるゲームで善戦しましたが、やはりさすがは試合巧者の駿台で、要所要所は流れを渡してくれずに敗れました。

 

 翌日も1試合目は動きが悪く、2試合目はなんとかリズムを作って1勝を上げました。メンバーのコンディションをどう作るか、その日その日のコンディションをどう作るか。このチームがどこまで勝ち上がれるかは、そこにかかっていることが改めてよく分かりました。ただ、その分、力を発揮できれば、全国レベルのチームでも互角のゲームができることがわかったので、これからも希望をもって練習に励んでいきたいと思います。

東京までたくさんの保護者さんや関係者の皆さんが応援に来てくださったことには本当に感謝しています。ありがとうございました!